女将からのお知らせ

本日の逸品は「そばつゆ」です!“がんばってます福島”

昨日もご紹介した、ただ今小名浜に寄港中の千石船「みちのく丸」です。

昭和初期まで、港の沖で白い一枚帆を張ってゆったり漂っていた千石船。
気象と潮を読みながら巧みな舵さばきで難所を乗り越えては、新たな産物と情報、文化を港々に届けてきました。

今日は、その復元船に乗船できるとあって、なが〜い行列が出来ていました。
一方こちらは、現役バリバリのサンマ船です!
お盆明けの出港を目指して、その準備に大忙しです。

今取り付けているのが、“集魚灯”!
サンマ漁は、夜、魚群を見つけると、サンマが明かりに寄って来る習性を狙って、一斉にこの集魚灯を点けます。
周辺は昼間のような明るさです。

次の瞬間、全ての集魚灯を消し戸惑うサンマに、片側の集魚灯だけを再度つけて、そちらにサンマを集め、網をたぐり寄せて一気に漁獲するのです。

ですから、集魚灯の設置は大切な仕事です。
漁師さんたちも真剣そのものでした!!!
本日の逸品です。
・そば(会津山都産)
  そばつゆ

これをあえて
本日の逸品にしたのは、かえしを寝かして作った自家製そばつゆをご紹介したかったからです。

当館では、お料理に千葉県より以北で唯一カツオ節の製造をしている、
いわき市江名町の「山一中田商店」さんのカツオ節を使っています。

こちらも津波で店舗兼工場に大きな被害を受けましたが、
今では、再開されて料理長も一安心いたしました。

「山一中田商店」さんで製造しているカツオの荒削り節と同じくサバ節使って丁寧に作ったそばつゆです。
醤油にもこだわり、小江戸川越の松本醤油商店のはつかり(2年醸造)を取り寄せて使っています。

料理長は、素材からこだわるんですよねぇ〜。
割烹旅館 天地閣
〒970-0316 福島県いわき市小名浜下神白字綱取143-23
TEL 0246-53-3285 FAX 0246-54-5042