女将からのお知らせ

河童の恩返し!“がんばってます福島”

「馬の温泉」の愛称で呼ばれている、白鳥町にあるJRA競走馬総合研究所常磐支所は、
競走馬の故障を温泉療法によって治療すること、および温泉療法に関する調査研究を目的に、昭和38年5月に設立されました。

人間だって温泉につかって疲れが取れ、リフレッシュ出来るのに、怪我をした馬に効果がないはずがありませんよね!

今頃なら、心肺機能の鍛錬と適度な筋力トレーニングが目的のプール調教が見られるかと思って行って見たのですが、午後午前1時30分〜とのことでした。
水中のベルトコンベア上を歩行させ、足腰の強化を図るウォータートレッドミルという方法で、リハビリをしている馬を見つけました。

ルームランナーに乗っている人間のように、息を切らせながら必死に水中で足を動かしています。
かわいそうな気もしますが、早く良くなってトラックを颯爽と走れるようになるといいですね!


いわき市常磐長孫町のあぜ道にこんな看板を見つけました。
「河童伝説」
昔、河童が生け捕りにされ、これを聞いた長老が、
「今まで、この岩崎川で河童が悪さをしたのを見たことも聞いたこともない。
可哀想だから助けてあげなさい。」
すると河童は、
「まだ人を殺したことはありません。しかし、私は天神様に人間の生き肝を奉納しなければなりません。
その時は、夏の土用の頃、川土手に白い藤の花を咲かせます。
その花を見た年は、川に近寄らないで下さい。」
何年か後の夏の土用、川土手に白い藤の花が咲き、村人は河童の花が咲いたと下の堰での水遊びを戒め、おかげで何も起こらずに済んだということです。

民家もまばらで、今のような情報も豊富ではない頃のことでしたし、夏は川遊びをして命を落とす子どもたちもあったことでしょう!
河童の存在をも認め、人間が自然と共存をしていた頃の心温まる民話です。
割烹旅館 天地閣
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