女将からのお知らせ

別れのテープは、“がんばってます福島”

お盆送りも済んで、港の方も朝から、トラックが繰り返し氷を船に運んでいます。
大漁旗も立てられました。
これは、いよいよサンマ船が出港かな?

人が集まり始めました。
近くに行って聞いてみると、「3時出港!」とのことで、別れの紙テープを結わえ付けているところでした。
この色とりどりのテープを結んだ輪の方をお父さんが持ち、それぞれのテープを家族、知人たちが持ちます。
お父さんの輪にみんなが繫がっています。

お父さんともしばらくお別れです!
二人のお子さんもそれを知ってか、離れずお父さんの作業を見ています。

「お父さん、いっぱいおさかな獲って帰って来るといいね!」と話しかけると、黙って、頷いていました。




いよいよ出港です。
「励んでこいよぉ〜!」
「獲ってこいよぉ〜!」
返事をするかのごとく、ボォ〜、ボォ〜と汽笛で返してきます。

それは、船が見えなくなるまで、別れを惜しむように続きました。

震災後、三度目のサンマ漁になります。
福島の漁業は、厳しい状況が続いています。
まずは一歩、そして一歩、歩み出さなければ、未来はありません。

大漁の知らせが、他の漁業関係者にとっても何よりの励みになることでしょう!
この頃は珍しくなくなり、省エネ対策でも緑のカーテンとして上位に名が上がるようになりました。
「ゴーヤ(苦瓜)」です。

20年以上前に畑に作った時には、まだ一般的に知られていなくて、近所にお裾分けしても「どうやって食べるの?」と聞かれたものでした。
母などは、その形がキュウリに似ていたからでしょうか?、
ぬか漬けにして、苦くて食べられたものではありませんでした。

この野菜、表面がデコボコしてとっても興味深い形をしています。
もっとおもしろいのが、熟してくるとオレンジ色になるのですが、これをそのまま放っておくと、ホウセンカの種がはじけるようにくるっと皮がめくれて真っ赤な種が出てくるんです。
とっても楽しい植物です。

沖縄では、ゴーヤーの苦みには血をキレイにして、血圧を安定させる効果があると伝えられてきたそうです。
最近では、血糖値を下げたり、コレステロールも低下させる効果があることも分かってきました。
特徴の苦みが、夏バテを防いでくれそうな気がします。

今日のまかないは、ゴーヤチャンプルでき・ま・り!


割烹旅館 天地閣
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