女将からのお知らせ

出会いと別れ!“がんばってます福島”

今日 当館での3ヶ月の避難から、Kさん一家が仮設住宅に移っていきました。
おばあちゃんとお母さん・娘さんの女性3世代の家族でした。

津波で家が全壊、これから仮設住宅からの生活再建です。
私の現在の家族構成とも似ているので、銘々にいろいろお話しをしました。

お別れの時は、お互い目頭が熱くなってどうしようもありませんでした。
娘さんのMさんから、感謝のお手紙をいただき、またその内容に涙が止まりませんでした。
避難の方々のお世話をさせていただくことになった時、初めてのことにとまどいながらの毎日でしたが、徐々に心が通じ合い、家族のような関係になっていました。

手紙でも、私と従業員のNさんのことを「第2のお母さん」ですと言ってくれ、「ただいま」と言える場所がなくなってしまった私にとって、天地閣は「ただいま」と言える場所になりました。
笑顔で皆「おかえり」と言ってくれるから。

3ヶ月間、たくさんたくさん元気をもらいました。
離れたくないくらいに、天地閣の皆さんが大好きです。
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そして 「未来をあきらめる事なく、がんばっていきます。」と締めてありました。
私たちの役目は、これでよかったんですね?



以下も続き、Mさんからのお手紙です。

【天地閣に食材を送って下さった皆様方へ】
体育館での食事は、正直辛いものがありました。
原則 一日2食。朝はクラッカーやウイダーインゼリー、たまにパン。
お昼はお菓子一袋・・・。
役場が体育館から市へ移動してからは、冷たいコンビニのお弁当でした。お年寄りの方々は、本当に辛かったと思います。

ここ天地閣に避難してから、本当に普通の食事が、普通の暮らしがこんなにありがたい物なんだと改めて感じました。
女将さんのブログを見て下さって,食材を送って下さった皆様方、
※とってもとってもおいしくいただきました。
お会いし、直接お礼を言いたいです。それくらい天地閣も私達も本当にありがたかったです。

天地閣の皆様含め、全国の皆様に本当に今も助けられています。
この場をお借りしてお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました!
今日の広野町のみなさんのお夕食です。
・夏の炊き合わせ(なす・冬瓜・鶏肉・インゲン)
・サバのみりん干し
・なます(大根・にんじん・干し柿)
・お新香(きゅうり・なす)
・ご飯
・味噌汁(なす・きのこ・いんげん)
・デザート(キューウィー)
割烹旅館 天地閣
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