女将からのお知らせ

何万年前の氷?“がんばってます福島”

昨日 元南極観測船「SHIRASE」に体験乗船をしました。長年南極観測の任務を通して、日本に貢献してきた船です。
現在、(株)ウェーザーニューズの所有で14000t。

40年前、小名浜沖で木材を運んできた船が、低気圧の影響で沈没事故を起こし、大勢の船員が亡くなりました。当時商社勤務だった初代の社長が、この事故をきっかけにそのような海難事故を防ごうと、より正確な気象情報を提供する(株)ウェーザーニューズを立ち上げたそうです。
そして今では、世界一の気象データを所有しているといわれています。

そのような経緯もあり、「SHIRASE」の氷を割って突き進む不屈の精神、失敗を恐れないチャレンジ精神にあやかろうと廃船になる予定だったこの船を購入し、会社設立のきっかけとなった、いわきの復旧・復興を盛り上げるイベントを震災後初めて、この小名浜で開催して下さったのです。
この氷は、南極から持ち帰ったもので、普通の氷とはちょっと違います。

どう違うか、見ただけではわかりませんよね!

昔流行ったので知っている方も多いかと思いますが、グラスに入れて水を注ぐと「プツプツ」と、炭酸を入れたような音がします。これは南極で水が固まる際、空気が入って気泡が出来たことから起こる現象です。

人間の力では避けようのない自然現象に、人間の英知をどう発揮すればよいのか?
何万年も前からの人類の課題のような気がします。
今日の広野町のみなさんのお夕食です。
・豆腐と鶏肉のハンバーグ(ピーマンの味噌炒め・染めおろし)
・麻婆春雨
・お新香(中華風たたききゅうり)
・ご飯
・味噌汁(にら玉)
・デザート(すいか)
割烹旅館 天地閣
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