女将からのお知らせ

「フタバスズキリュウ」は、謎だらけ・・・?

1968年、当時高校生だった鈴木直さんにより、いわき市の約8,500年前の地層から発見された「クビナガリュウ」です。

体長の半分が首で、どうしてこんなに長い首が必要だったのか?どのようにして食べ物を通してたのか不思議ですが、どうやらアンモナイトや二枚貝などを食べていたようです。

また 骨格を見ても背中側の短い肋骨と腹側の肋骨がつながっていないので、浮力の働かない陸上では、内臓が背骨に押しつぶされてしまうから、陸上生活は無理!
ということは、ウミガメのように浜辺に上陸して産卵も考えられず、生まれた子がすぐ泳げるようにと考えると、ほ乳類のような胎生だったのかも?

以上のことからも、「スズキフタバリュウ」は、同じ頃に生態系のトップに君臨していた恐竜とは、明らかに異なる生物だったのでしょうね!
私のように、さほど専門的な知識がなくても、いろいろ推理をめぐらすことが出来る古生物学。
いわき石炭化石館「ほるる」もそんな目でご覧になると、楽しいかと思います。
割烹旅館 天地閣
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