割烹旅館 天地閣 | 福島県いわき市小名浜

お彼岸でお墓参りにいらっしゃる方も多いかと思います。
よく昔の人は、
刈り入れ等で忙しい秋の彼岸や田起こしで気がもめる春の彼岸は、６日もあり農作業も出来ず、
暑くて仕事の出来ないお盆は、たった３日間で休みたくても休めない、と愚痴を言っているのを聞いたことがあります。

お墓参りで欠かせないのがおはぎですが、
「おはぎ」「ぼたもち」の違いってご存じですか？
調べてみました！

諸説有りますが、
「おはぎ」と「ぼたもち」は、基本的には同じもので、違うのは食べる時期にあると言うことです。

「ぼたもち」　→　「牡丹餅」
「おはぎ」　　→　「お萩」
つまり
牡丹の季節、すなわち春のお彼岸に食べるのが、「ぼたもち」
小豆の粒をその季節に咲く牡丹に見立てたてそう呼ぶそうです。

一方
「おはぎ」は、萩の季節、秋のお彼岸に食べるもののことで、
小豆の粒を、同じく萩に見立てたものなんだそうです。

　

　

　

子供の頃、お中日には母が作ってくれた「おはぎ」をおなかいっぱい食べてから、家族全員でお墓参りに行ったのですが、
お墓にお供えしてある「おはぎ」を見ると、不思議とまた食べたくなってしまって叱られたこと。

私の父は、「ぼたもち」が好物でした。
二十九年前、私の作った「ぼたもち」をおいしそうに食べて、静かに逝きました。　


つややかな照りで、あま〜い「おはぎ」！
いろいろな思い出が脳裏に浮かびます。