割烹旅館 天地閣 | 福島県いわき市小名浜

春爛漫！

常磐下湯長谷町の「長徳寺」のカタクリの花が見頃との報道を得て、早速カメラを片手に行ってみました。
私的なことになりますが、実は「長徳寺」は菩提寺でもあり、年に何度となく墓参に行くのですが、ここで、カタクリの花を見るのは、初めてです。

同町カタクリの花保存会の方々が、１０年以上前から手入れをし続けてこの様な群生に育ててきたとのことでした。

私のようなカメラを片手のアマチュアカメラマンが、盛んにシャッターを切っていました。

一方、後ろに目をやると、境内には満開の桜が今や盛りと咲き誇っていました。

どうして日本人はこんなに桜の花に共鳴を受けるのでしょう！

古くから桜は、諸行無常といった感覚にたとえられており、ぱっと咲き、さっと散る姿ははかない人生を投影する対象となったと言われています。

その散り方も、花びらをヒラヒラと四方八方に落ちていくのですが、これはその形状にあるとのことです。
花びら一枚一枚が円形を成し、少し窪んだ形が風を受けて優雅に舞うように地面に帰って行く・・・。
これが、椿や春に咲く他の花と違い、日本人の心に共感するところなのでしょう。

本日の逸品です。
先付け
【春の味覚】
　・新筍
　・海老
　・蕨
　・天豆蜜煮
　・木の芽味噌
　・花弁百合根

日本食は旬の素材を生かし、目で見て味わって季節感や風情を感じさせてくれます。

日本人の伝統的な食文化がユネスコ無形文化遺産に登録されましたが、
納得ですね！